檻に閉じ込められてるの、気付いてる？
もう気付いて、抜け出した？
それとも
まだ気付かないままかな？
その中で一生涯過ごす人も大勢いるんだ
大きな檻の中には
さらに小さな檻が
いくつもいくつもあって
不思議なことに
みんな自ら入っていくの
入ると出られないところもあるけど
多くのものは鍵がかかってなくて
ドアは開いてる
中に一度入ってしまうと
ドアの存在は忘れてしまうことが多くて
その中でしあわせになれる場所はどこか
自分の居場所を探しはじめる
あ、しあわせを見つけに檻に入ってきたんだった
中にいるとね
檻の中に入っていた方が安心安全だと
そう思い込んでしまう
外の世界を完全に忘れてしまう人も多い
ドアの存在に気付いてもね
ドアの外に出るのは
けっこう勇気が必要なんだよね
ドアの外は知らない世界のような気がして
恐怖と不安が一挙に押し寄せてくるから
でも、外には自由な世界が広がっている
誰にも邪魔されない
あなたの世界が
もともと自分がいた場所だから
そこに戻るだけなんだけどね
今は安全な檻の中でも
恐怖と不安は尽きない
中に入ったまま
大洪水がやってくるかもしれないよ
外に放っておかれるかもしれないよ
それは
嵐の中かもしれないし
雪の中かもしれない
檻の主は、結構身勝手だからさ
気を付けてね
そろそろ開いた扉に気付くかな？
自分で気付いて一歩踏み出さないと
完全に外に出られない仕組みになってるから
ずっと、こっちだよーって
声を掛けているけど
なかなか気付いてくれないんだよね
もうそろそろ声も枯れて、疲れてきたので
もうこの辺にしようかな
早く気付いてね、檻の存在に
TVやニュースであったり
小さな頃の体験であったり
学校生活で培われたものであったり
あなたが信じるものであったり
あなたが信じる人であったり
檻は織
何重にも重なってるから
一つずつ一つずつ扉を開けて
自分で自分をがんじがらめにして
身動きとれなくなってしまう前に
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