アニメやゲーム、マンガなどでよく見かけるケルト神話。
有名なゲームの中で神話の中に登場する英雄や怪物の名前、神話に沿った話の内容をよく目にします。
ハリーポッターのお話もその流れを汲んだところがありますよね。
先日、ドルイドだった過去世のリーディングを投稿しましたが、ケルト神話に出てくる、ドルイドとは何者なのでしょう。
自然学者であり、天文学者であり、魔術師であり、医者でもあった彼ら。
長年の修行を経なければドルイド僧となることはできなかったそうです。
文字を残さなかった彼らのことは、詳しく残っている書物がありません。
ただ、古代ローマ時代の政治家であり軍人でもあった大プリニウスが記した「博物誌」には、彼らのことが書かれてる部分があります。
余談ですが、大プリニウスって、有名なポンペイのベスビオ火山の噴火で亡くなっています。
ケルトの言葉で「ドゥル」は「オーク」、「ウィド」が「知識」を意味することから、「樫(オーク)の木の賢者」という意味です。
主にガリア(フランスあたりを中心とするヨーロッパ地方)とブリタニア(ブリテン島:イギリス)に記録が残っている「ドルイド教」の神官のことです。ドルイド教の教えとは
「物質と霊魂は永遠であり、宇宙の実体は水と火が交互に支配する現象の、絶え間ない変動の下でも普遍であり、人間の魂は転生にゆだねられている」
ということでした。
こちら↓のサイトが詳しいです。
ドルイド教の教え、東洋の、日本人の宗教思想に近いものがあるな、と思いませんか?
最近のスピ的な考えにも結構近い。
いろいろ調べていて気になったのが、「蛇の卵」と呼ばれる、強力な魔除けとされるお守り。
大プリニウスはこれを「アンギナム」と呼んでいて。
これが賢者の石ではなかろうかと、ふと思ったのです。
アンギナム、賢者の石ってどんなパワーストーンよ?と興味津々。と、こんな文章が見つかりました。
ドルイド僧は「外側は堅く、リンゴのように丸々として、蛸の足のような沢山のひだのある」蛇の卵を持っていたという。それは、かなり大きいウニの化石ではなかったかと思われるが、実際、重要な墳丘の下から、ウニの化石だけが入った石の箱がいくつも発掘されているのである。
ヤン・ブレキリアン『ケルト神話の世界』(中央公論社)より
もしかして、賢者の石ってウニの殻?
ウニの殻は強力な魔除け?
なんかあり得るかもしれない。うん、ありそうな気がしてきた。
今度、海に遊びに行ったら、ウニの殻探そう!と思ったのでした。
みなさんもぜひ。魔除けにウニの殻!(笑)
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