たとえば、あなたに「こうなってほしい」と思うことがあるとしましょう。
そして、もしあなたが毎日「こうなってほしい」「こうなってほしい」「こんなに思っているのになん でそうならないんだ」と思ってすごしているとしたら、あなたの波動、エネルギーは「こうなってほ しい」という期待感そのものです。
現実創造のプロセスではあなたの波動、エネルギーが源に対して投影されますから、その期待感に満ちたエネルギーが投影されることになります。すると、何度もお話ししているように、源は投影されたエネルギーをそっくりそのまま映しだしてく れるので、あなたは「こうなってほしい」という思いを抱くことになる反映を受けとり、体験します。
ですから、この現実創造のプロセスでは期待感を捨てる必要があるのです。Bashar 2006
昨日も「期待は禁物」と書きましたが、まさにその通りで。
ペンデュラムのリーディングで波動を見るときも、期待は厳禁なんです。
ニュートラルな状態にならなければ、正確なリーディングはできません。
これが結構難しい。特に自分のことは。
期待する方に動いちゃうんですよね。
それともう一つ。先入観。
これも厄介でして。
リーディングに限らず、普段の生活でもこの二つが邪魔をしていることはしばしばありませんか?
なんと「味覚」もそうなんです。
本来の味と異なる“味覚”
人間は先入観を与えられて“期待”が生まれると、その期待に自ら合わせようとする心理が働き、知覚機能に影響を及ぼすのである。においでも「甘い」と先に言われたら甘く感じようとするし、「酸っぱい」と言われたら酸っぱくなる。最初のインパクトの与え方で、受け取り方は変わる。
脳内において味覚情報は、眉の奥にある眼窩前頭皮質から視床下部を通じて処理されるというのが定説だが、詳細はまだ明らかになっていない。ただしメカニズムとしては、長期間記憶を残す場合、そのままだとデータ量が多いので言葉に置き換えられる。つまり記憶は言語でしか保存されない。したがって、与えられる言葉次第で、味覚は大きく変わってくる。舌や鼻で感じている本来の味とは相違が出てきてしまうのである。
その他、影響を与える心理作用として、ハロー・エフェクト(光背効果)も挙げられる。実際は専門家ではなくても白衣を着た人物が「体にいい」とコメントすると、そのように思い込んでしまう心理作用だ。日本では人の話に意見して議論するほうが失礼にあたるし、一を聞いて十を知ろうとする文化がある。先入観にとらわれやすい土壌はあるかもしれない。
先入観で変えられる味覚 | 農業経営者 1月号 | (2008/01/01)
【神戸松蔭女子学院大学 人間科学部 生活学科 准教授 坂井信之】
ハロー・エフェクト(光背効果)と言う言葉が上の文章に出てきますが、これはハロー効果ともいわれます。
これも先入観、思い込み。自分で勝手に作り上げてしまう。
ハロー効果(Halo effect)
ハロー効果とは、何かひとつの物事を見るときに、それが持っている特徴に引きずられてしまうことで、そのものの評価も変わってくるという現象のこと。
「ハロー」とは仏様やキリストの背後に描かれる「後光」のことで、「後光効果」ともいわれる心理効果。心理学者のエドワード・ソーンダイク氏が名付けた造語。
ハロー効果には、
プラスに働く「ポジティブ・ハロー効果」と、
マイナスに働く「ネガティブ・ハロー効果」があります。ポジティブ・ハロー効果
・好感度の高い有名人のCMを見ると、その商品を使用したことがなくても良い印象を受け、購入を検討したり実際に購入したりする
・有名大学を卒業している人を本人の能力には全く関係なく優秀な人材だと思い込んでしまう
ネガティブ・ハロー効果
・CMに起用された有名人が不祥事を起こしたときに、商品自体には問題がなくても売れ行きが落ちたり企業に苦情が入ったりする
・成績の悪い生徒に対して、「素行や日常生活に問題がある」と判断してしまう
ハロー効果。思い当たること、たくさんありますよね?
まずは、自分の期待と先入観に気付くことから。
今までのことを少し振返ってみるといいかもしれません。
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