つれづれ ライフハック 真実を知ろう

わたし達はネガティビティバイアスにかかっている

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比較する対象が不十分なデータなのに信用してしまう

例えば幼児虐待のニュース。

厚生労働省が出している統計データ。
このデータを見る限り年ごとにひどい状況になっているのは一目瞭然。

報道の度に、本当に胸が苦しくなり、そして、
「最近の若者は!」
「親になる資格ないわー!」と言いたくなります。

でもね、ちょっと待って。

上の表を見て、年々子どもに対する虐待は増え、ひどい状況になっていると思い込んでいませんか?

ちなみにこの表は、児童虐待相談対応件数 です。

児童虐待数、児童虐待率ではありません。

 

それを踏まえて、児童虐待相談対応件数に記載されている平成2年より以前はどうだったのか?
戦後からどのような数の変化があり、どのように推移しているのか、知りたくありませんか?

わたしは、平成2年、1990年以前の状況を知りたいと思いました。

 

どうしてかというと、
今以上に、子どもは親の持ち物であり、一人の人格ある人間として扱われることはほとんどない。
親の言うことを聞かなければならない。
躾のための折檻、体罰は当たり前。
周りもそれを容認している。
世の中がそんな風潮だったのではないか、
国の調査には上がらない、潜在的ものは膨大な数なのではないか、
と思っていたからです。

昔は子どもに対して非道なことをする大人は少なかったのでしょうか?

ほんとうに、どんどん世の中は悪くなっていっているのでしょうか?

 

そんなことはないと思います。

 

目を背けたくなることをする親は今も昔もいたはずで、今のようにテレビやネットが普及していない時代は、表に出ない数はとても多かったはず、と推測するのは容易なことではないでしょうか?

 

 

時代背景を考慮すると、虐待として単純に比較することはとても困難ですが、果たして、虐待の数、被害となる子どもの数はどのように推移しているのでしょうか?

 

下の表をご覧ください。
感情を抜きにして現実だけを受け止めてください。

 

子どもの殺人の6割は家族内の虐待死

子どもが被害者となる殺人事件は、加害者のほとんどが親か親族です。

 

これは人口10万人当たりの赤ちゃん(0歳児)の他殺被害人数の割合を示した表

 

これは人口10万人当たりの1歳~9歳の他殺被害人数の割合を示した表

1980年ごろまであまり変わりはなく、それからは割合はどんどん減っています。

これをご覧になってどう思われますか?

いまの社会では、虐待の発生率は減少している

児童虐待の児童相談所への通告件数は3万件を超しましたが、児童虐待の発生件数が増えているのかどうかは誰も知りません。1990年以前に日本では児童虐待の統計はなかったのですから。
でも小学生以下の子どもの殺人統計はあります。ずっと減少し続けています。子どもの殺人の6割は家族内の虐待死ですから、わたしの推測では虐待の被害児童の実数は50年前、100年前のほうがずっと多かっただろうと思います。

(中略)

おそらく、いまの社会では、虐待の発生率は減少していると考えたほうがよいと思う。

嬰児殺や折檻がありふれていた時代にはさして問題にならなかった現象が、それらが激減した現在、逆に大きな問題としてクローズアップされてきたのであろう。

これは子育てが手厚くていねいになされるようになった社会動向の反映だと私は考えている。養育水準がきわめて向上し、子どもを大切に育むことがすっかり社会に一般化したため、そうでない子育てが異常性(問題性)として炙り出されてきたとみるべきである。

引用:児童虐待の発生件数をめぐるパラドクス
内 田 良(愛知教育大学 学校教育講座) 

フィルターをかけられている

大変な時代になった、とメディアはしばしば大騒ぎします。彼らは大騒ぎすることが仕事。

それに踊らされてしまっては元も子もありません。

今かけられているフィルターを外すのは自分自身。

気づこう、冷静になろう

良いニュースがほとんど流れてこないマスコミ。

ネガティビティバイアス  という言葉はご存知ですか?

人はポジティブな情報よりも、ネガティブな情報に注意を向けやすく、記憶にも残りやすい性質を持つ、ということを表す心理学用語。

たとえば個人の過去の記憶でも、幸福な思い出よりは、辛い経験のほうが鮮明に記憶される傾向がある。

有名人が善行を長年行っても、それほど世間の関心を集めないが、スキャンダルや失言には世間の関心が集まる。

そういったことから、メディアの流すニュースは、悪いニュースのほうがよいニュースよりも圧倒的に多い。

ネガティビティバイアスは、リスク回避のために、生物が進化の過程で身につけたものではないか、といわれている。

生物が生き抜くためには、目の前のリスクやトラブルに注意を向けることが重要だからである。

アメリカの心理学者ダニエル・カーネマンらは、ネガティブな変化に敏感な人の性質が、様々な経済行動に影響を与えていることを明らかにし、2002年のノーベル経済学賞を受賞した。

引用:imidas

事実は事実として受け止めても、暗いニュースに振り回されてはいけません。
まずは自分から。

気づいた人からどんどんネガティビティバイアスを外していきましょう。

 

参考・引用したサイト
・少年犯罪データベースドア
・児童虐待は増えた? 統計の印象・錯覚  児童虐待の原因
・愛知教育大学学術情報リポジトリ 児童虐待の発生件数をめぐるパラドクス



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あかはな まい

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